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防音室は音を漏らさないようにするため、ドアや窓といった隙間をできるだけ少なくしています。音が漏れないと言うことは、空気の出入りも少ないと言うこと。一度においが発生すると防音室内に留まってしまい、いろんなにおいが混ざって悪臭になることが多々あります。
楽器の演奏中にかいた汗、編集作業中に飲んでいた飲み物、音楽制作中に食べていたご飯。ちょっとしたにおいの積み重ねで防音室特有のにおいが生まれます。電子機器がある空間では消臭スプレーの使用などにも気を遣い、それゆえになかなかにおいが解消されない状態が続いてしまうのです。使わない時はドアを開けて換気したり、においのあるものを持ち込まないよう工夫しましょう。
防音室そのものではなく、防音室の中に置いている「音響機械やPCから発生する静電気」もにおいが溜まる一因になります。静電気が発生すると空気中の酸素イオンが減少。においを分解してくれる酸素イオンが少なくなり、他の空間にいるよりもにおいが残りやすい状態になります。そのまま部屋を密閉してしまうと、どんどん酸素イオンが減り、においも積み重なる悪循環に。定期的に換気して、空気を入れ替えることで解消しましょう。
吸音性や断熱性に優れるグラスウール。防音室の壁内部には、音の遮断や断熱のためにこのグラスウールが使われていることが一般的です。繊維を成型する際に接着剤を用いており、そのまま嗅ぐと多少においがあります。施工完了後は本来気にならなくなるはずのものですが、室内のにおいが気にある場合グラスウールのにおいが室内に入ってしまっている可能性も。何らかの原因で施工がうまくいっていない状況も考えられます。
また、グラスウールは水に濡れると「魚の腐ったような臭い」を発する特徴があります。壁の内部にあるので雨などでは濡れませんが、注意が必要なのが結露。防音室内と室外の温度差が大きくなると壁の内部に結露が発生し、それによってグラスウールが濡れることがあります。グラスウールがダメージを受けてにおいを発している場合、業者に相談して検査や補修をしてもらったほうが良いかもしれません。
オーディオルーム・シアタールーム・演奏室などの防音・音響事業を手がける。
豊富な知識と経験を活かし、利用者のライフスタイル・用途に合わせた、数々の音響防音空間を実現。
防音室を作りたい場所の下見・見積もりまでは全国どこでも無料。ロック魂で駆けつけます。
ハウスメーカーで現場監督経験を積んだあと、2000年に解体業を経営する家業に入り、ハウジング事業を立ち上げる。
学生の頃から趣味としていたドラム・オーディオを活かした音響防音事業をスタート。「止められない音はない。音響特性にこだわる音でお役に立つ」をモットーに、365日、防音室の探求に励む。