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マンションにおけるドラム防音は不可能、と思いがちですが、そうではありません。
ここでは、自身もドラマーとして、常にドラム防音室を探求し続けてきたKOTOBUKIの庭瀬社長による事例のご紹介をします。
さらに、マンションでのドラム防音室についてアドバイスをいただきました。
ドラムをマンションでも心置きなく叩きたいというのは、多くのドラマーの願いです。
それを叶えようと、冗談抜きで毎日叩いては音響調整して、オリジナルの防振材を開発して…と、とにかくいろんなことをやってきました。
その甲斐あって、ドラム防音・音響には絶対の自信があります。弊社の名古屋ショールームも、マンションの1階にありますが、苦情などは来たことがありません。
防音だけではなく、シンバルを思いっきり叩いても耳に刺さらない、イヤホンいらずの音響調整も自慢です。
YouTubeの動画でも、その一端をアップしていますので、ぜひ観てください。
私のところにくるお客さんの中には、防音室を施工したのにご近所から苦情が…という方も多いです。
また、音は防げても、せっかくのピアノの音が吸音されて、響きが悪い…という悩みも。
防音室というのは、本来「音を防いで、かつ良い音色を響かせる」べき。
私は、自分が生粋のドラマーで大の音楽好き。そこから防音室の探求が始まっています。
本当に音がいい防音室を楽しめる人を、ひとりでも増やしたいと思って日々「音を防ぎつつ、最高の音色を楽しめる」防音室の研究に励んでいます。
YouTubeの動画でも、その一端をアップしていますので、ぜひ観てください。
ドラムは非常に大きな音が発生する楽器なので、マンションで演奏するにあたっては、厳重な防音対策が必要となります。
音圧レベルを表す単位に「db(デシベル)」がありますが、生ドラムの音量は110~130db。
飛行機のエンジン音が120db、離陸時のジェット機の最大音量が130dbと言われているため、その大きさのほどが分かると思います。
ちなみに環境省が定めている「騒音に係わる環境基準」では、住宅地で許容される音量は昼間55db、夜間45dbです。
ドラムで気をつけなければならないのは、とくに振動による騒音です。
バスドラムやシンバルを演奏する際にはフットペダルを使いますが、このペダルによる振動が床や壁に伝わり、マンションの階下や隣室まで響くことがあります。
また、ドラムの重低音はほかの音に比べても響きやすいという性質があるため、念入りに防音対策をおこなう必要があるのです。
専用の防音設備が備わっているマンションであれば安心ですが、一般的なマンションでドラム演奏を楽しむ場合は、他の楽器よりも防音に力を入れなければならないことを念頭に置きましょう。
ノイズ・イーターは、ドラムのペダルアクションによる振動を抑えるための防音グッズです。発生する振動をもとから抑える設計となっているため、マンションでのドラム演奏には欠かせないグッズのひとつとなっています。
ペダルに取りつけるタイプと、シンバルなどのスタンドの脚に取り付けるタイプがあり、マンションであっても簡単に設置可能。費用的にも比較的安価なので、ペダル用とスタンド脚用の両方を設置しておくのが望ましいでしょう。
ドラム用マットは、床に敷くタイプの防音グッズです。
ノイズ・イーターは局所的ですが、ドラム用マットはドラムセット全体の下に敷くのが特徴。
ドラムセットの下だけに設置してもある程度の防音対策にはなりますが、隙間から音や振動が伝わってしまうことがあるため、できれば床全体に敷き詰めるとよいでしょう。接着剤などは必要ないため、既存の床を傷つけることなく設置できます。
ドラム用ミュートとは、ゴム製の消音器のこと。ドラムヘッドやシンバルに取りつけることで、打撃音や振動を抑える効果が期待できます。
ミュートを取り付けるとペチペチといった音しか出なくなるため、防音対策としては効果的です。
こちらも取りつけが簡単なので、マンションでも容易に設置できます。
部屋そのものを防音室にできない場合、組み立て式の防音室を部屋に置くという方法があります。
部屋の中に部屋を作ることになるため、防音室を設置すれば防音性能は飛躍的にアップ。
マンションであっても、周囲に気兼ねなくドラム演奏を楽しめるようになります。ちなみにドラムに必要な防音室の大きさは3畳以上が目安。設置する部屋は6畳以上が望ましいとされています。
マンションでの音漏れは窓からである可能性が高いため、窓の防音性能を高めることも有効です。
とくにアルミサッシ部分から音が漏れやすいので、より気密性の高い防音サッシに変えるとよいでしょう。大掛かりなリフォームで窓全体を取り換える方法もありますが、既存のサッシに新しいサッシを取りつけることも可能です。
ただしマンションによっては設置ができないケースもあるため、事前に調査しておきましょう。
ドラムから発生する音を吸収する、吸音材を壁に取り付ける方法です。
市販されている吸音材を壁に貼りつけるのですが、隙間ができてしまうと防音性能が下がってしまうため、隙間なくキッチリと貼りつけるのがコツです。
吸音材によっては接着剤やクギなどを使用しますが、「壁を傷つけたくない」といった場合はワンタッチタイプの吸音材もあります。賃貸マンションの場合は、原状回復のことも考えて選びましょう。
オーディオルーム・シアタールーム・演奏室などの防音・音響事業を手がける。
豊富な知識と経験を活かし、利用者のライフスタイル・用途に合わせた、数々の音響防音空間を実現。
防音室を作りたい場所の下見・見積もりまでは全国どこでも無料。ロック魂で駆けつけます。
ハウスメーカーで現場監督経験を積んだあと、2000年に解体業を経営する家業に入り、ハウジング事業を立ち上げる。
学生の頃から趣味としていたドラム・オーディオを活かした音響防音事業をスタート。「止められない音はない。音響特性にこだわる音でお役に立つ」をモットーに、365日、防音室の探求に励む。