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自宅や建物が年月を経ることで劣化していくように、防音材についても耐用年数や耐久年数があります。防音室を導入する場合、防音材や防音室はメンテナンスを行わなくても永続的に防音効果が維持されるものでないとあらかじめ認識しておきましょう。
防音室の耐用年数や耐久性は、それぞれの防音材の種類や設計方法・構造などによって変わります。そのため、法定耐用年数のような材質や建築工法によって定められている指標を目安にするとよいでしょう。
ただしこの年数はあくまでも法的な基準であり、資材の品質や使用状態によって実際の耐用年数が異なる点に注意してください。
例えば組み立て式の仮設防音室を設置する場合、その法定耐用年数は「可動間仕切り」という項目において15年と定められています。
設計時に防音性能を組み込む自由設計の場合、その耐用性(耐用年数)は使用されている防音材や施工方法によって変化します。木造なら17年、鉄筋コンクリート造りの建物であれば47~50年ですが、あくまでも構造のみの耐用年数で、防音資材の耐用年数ではありません。
防音材には色々なものが使われますが、例えばウレタンマットを床や壁に敷き詰めたような場合、紫外線によるダメージや歩行時の摩擦などによって品質は低下していきます。またグラスウールや吸音断熱材、遮音ゴムといった防音材も、それぞれの使用状況や素材特性に応じて耐用年数や耐久力は変わります。
防音室の寿命を延ばすためには最初から耐久力に優れた防音材を使うだけでなく、普段から使い方に注意したり、傷つけないようなアイテムを利用したりする方法が有効です。
ドアクローザーはドアの開閉速度を調節する器具です。ドアクローザーを防音室の扉に設置することでドアの開閉に伴うダメージを低減して、ドア周りの耐久性を向上させられます。
防音材の劣化や防音性能の低下はなかなか気づきにくく、ましてや防音室の中にいては外部の状況を確かめにくいもの。定期的に騒音計を使って、防音性能をチェックしましょう。
防音室の防音性能や耐用性を長期間にわたって維持するには、メンテナンスは欠かせません。一般家庭にはない特殊な設備なので、多少のメンテナンス費用は必要です。 防音室の設計や施工に関しては、ノウハウを持つプロへ相談することがポイント。機能面・費用面において適切なプランニングで、メンテナンスの負担が少ない防音室を作ってもらいましょう。
オーディオルーム・シアタールーム・演奏室などの防音・音響事業を手がける。
豊富な知識と経験を活かし、利用者のライフスタイル・用途に合わせた、数々の音響防音空間を実現。
防音室を作りたい場所の下見・見積もりまでは全国どこでも無料。ロック魂で駆けつけます。
ハウスメーカーで現場監督経験を積んだあと、2000年に解体業を経営する家業に入り、ハウジング事業を立ち上げる。
学生の頃から趣味としていたドラム・オーディオを活かした音響防音事業をスタート。「止められない音はない。音響特性にこだわる音でお役に立つ」をモットーに、365日、防音室の探求に励む。
引用元:SUPER CEO
https://superceo.jp/indivi/focus/i60604-2