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【弦楽器防音】ヴァイオリンやチェロに必要な広さと天井高

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自宅で気兼ねなく弦楽器を演奏するために、防音室の導入は素晴らしい選択です。弦楽器用の防音室選びでは、単にカタログの数値を満たせばよいわけではありません。心ゆくまで演奏に没頭するためにはボウイングを妨げない「高さ」と、楽器の魅力を引き出す「響き」の基礎知識の把握が求められます。

ボウイングに必要な「高さ」と「広さ」

防音室を選ぶ際は床面積だけでなく、室内高が210から220cmのゆとりあるモデルを選ぶことが重要です。なぜなら天井が低いと弓が当たるリスクや心理的な圧迫感が生まれ、無意識に演奏が小さくなる原因になり得るからです。例えばヴァイオリンで高音域を弾きダイナミックなボウイングを行う際、弓の先端は想像以上に高く上がります。一般的な住宅の天井高は約240cmですが、防音室を設置すると床と天井の厚みで室内高が200cm前後まで下がってしまいます。したがって最低1.2畳以上の広さを確保するだけでなく、十分な高さを備えた防音室を選ぶと演奏の快適性につながります。

「倍音」を活かす音響づくり

美しい音色を育て耳への負担を減らすためには、好ましい残響時間とされる0.3〜0.5秒程度の適度な反射音を残す音響設計が不可欠です。弦楽器の大きな魅力である倍音が壁に吸われて消えてしまうと、自分の音が貧弱に聞こえ無理に鳴らそうとして身体が緊張する要因になるからです。防音性能を追求するあまり陥りがちな失敗が、部屋の音を過剰に吸い取ってしまう設計です。残響時間が0.2秒を下回るような吸音しすぎた「デッド」な空間は、弦楽器には不向きです。したがって過剰な吸音を避けて適度な響きを残すことが、快適な演奏環境の構築につながります。

楽器と姿勢に合わせた部屋サイズ

部屋の広さは、演奏する楽器や姿勢に合わせて選ぶことが重要です。ヴァイオリンとチェロでは弓を動かす方向が違うため、楽器に合わせた空間がないと窮屈に感じてしまいます。快適なボウイングを行うための目安は以下の通りとなります。

このように自身の演奏スタイルと楽器の特性に合わせて、ゆとりのある広さを選定してください。

楽器を守る適切な温湿度管理

防音室を導入する際は、室内の温度と湿度を適切に管理する対策が必須です。木で作られた弦楽器は環境変化に非常にデリケートであり、防音室は気密性が高く空気がこもりやすいからです。大切な楽器のニカワの剥がれや木材の割れを防ぐためにも、エアコンや加湿器や除湿器を積極的に活用しましょう。演奏中はもちろん保管においても、温度20〜25℃で湿度50%前後を保つのが理想的です。適切な環境管理を徹底することが、楽器の寿命を延ばして良い状態を保つ秘訣です。

まとめ

弦楽器のための防音室選びは広さや天井高および響きと湿度の4つの数値を、しっかりと押さえるのがポイントです。これらの基礎知識をもとに、心から演奏を楽しめる心地よい音楽空間を手に入れてください。

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一級建築士&防音室を探求し続ける
庭瀬寿洋
                   

ハウスメーカーで現場監督経験を積んだあと、2000年に解体業を経営する家業に入り、ハウジング事業を立ち上げる。

学生の頃から趣味としていたドラム・オーディオを活かした音響防音事業をスタート。「止められない音はない。音響特性にこだわる音でお役に立つ」をモットーに、365日、防音室の探求に励む。

庭瀬寿洋

引用元:SUPER CEO
https://superceo.jp/indivi/focus/i60604-2