音と、暮らす。〜防音室のある家〜 » ピアノ防音室 » マンションにおける
ピアノ防音

マンションにおける
ピアノ防音

このサイトは 「株式会社KOTOBUKI」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

“どこまでやってくれる会社なのか”
が重要

マンションにおけるピアノ防音室は、防音性能を高めるところだけではなく、マンション会社やオーナーへの届け出、騒音、お部屋に傷がつく…など、考えることはつきません。

施工会社に頼む際は、そんな届け出などもすべてお願いできる会社に頼むのがベストです。

ここでは、以下の写真の、マンションにおけるピアノ防音室を手掛けたKOTOBUKIの庭瀬社長にアドバイスをもらいました。

KOTOBUKIのマンションにおけるピアノ防音室施工事例01
KOTOBUKIのマンションにおけるピアノ防音室施工事例02
KOTOBUKIのマンションにおけるピアノ防音室施工事例03
KOTOBUKIのマンションにおけるピアノ防音室施工事例04
庭瀬寿洋さん
【監修】
一級建築士
庭瀬寿洋
防音・配慮・音響。
3拍子揃った会社に
頼みましょう

マンションにおけるピアノ防音室では、振動を含む音を防ぐことがまず第一。これは当然ですね。

さらに配慮。家具が傷つかないようにするのはもちろん、マンション管理会社などが難色を示しやすい防音室施工に対して、説得のノウハウがあるかどうか。

最後に音響です。実はここが一番むつかしいところ。音を防ぐことばかりに目がいきがちになりますが、やはりいい音で奏でられないと、気持ちよくないし、練習にもなりません。
KOTOBUKIでは、YouTubeチャンネルでも動画をアップしているのですが、この音響調整にとにかく力を入れています。
設備を全部搬入したあと、演奏しながら音響パネルをミリ単位で位置決めしていき、一番音が美しく響く場所を探します。
これだ!という位置が見つかったときの快感はたまりません(笑)。

残念ながら、防音・配慮・音響の3つが揃っている会社というのは、正直あまりなく、どれかが欠けたり、残念ながらすべてが満たされず、うちにやってくるお客様も多いのが現状。

後悔しないピアノ防音室のために、ぜひこの3つに着目してください。

マンションにおけるピアノ防音室では、振動を含む音を防ぐことがまず第一。これは当然ですね。

さらに配慮。家具が傷つかないようにするのはもちろん、マンション管理会社などが難色を示しやすい防音室施工に対して、説得のノウハウがあるかどうか。

最後に音響です。実はここが一番むつかしいところ。音を防ぐことばかりに目がいきがちになりますが、やはりいい音で奏でられないと、気持ちよくないし、練習にもなりません。
KOTOBUKIでは、YouTubeチャンネルでも動画をアップしているのですが、この音響調整にとにかく力を入れています。
設備を全部搬入したあと、演奏しながら音響パネルをミリ単位で位置決めしていき、一番音が美しく響く場所を探します。
これだ!という位置が見つかったときの快感はたまりません(笑)。

残念ながら、防音・配慮・音響の3つが揃っている会社というのは、正直あまりなく、どれかが欠けたり、残念ながらすべてが満たされず、うちにやってくるお客様も多いのが現状。

後悔しないピアノ防音室のために、ぜひこの3つに着目してください。

マンションにおける
ピアノ防音の
一般的な考え方

マンションでの
音の伝わり方・防ぐべき音とは?

マンションの構造は鉄骨造・RC造・SRC造とさまざまで、壁や床の造りもマンションによって異なります。

話し声やテレビ音といった生活音は問題なく防げても、ピアノの音は漏れ出してしまう…といったケースも少なくありません。

これは、「空気伝搬音」と「固体伝搬音」という、音の伝わり方の違いが原因となっています。

空気伝搬音(空気音)

空気伝搬音とは、その名の通り空気を伝わって届く音のこと。

人の話し声やテレビの音がこれに該当し、壁・床・天井といった遮蔽物があることである程度の音をカットできます。

大人の話し声は55db程度と言われているため、マンションのコンクリート壁が150~180㎜あれば、隣室に声が聞こえることはほぼありません。

固体伝搬音(固体音)

固体伝搬音とは、壁・床・天井などに振動や衝撃となって伝わる音のこと。

構造が震えることで音が伝わるため、隣室や上下階の部屋はもちろん、斜め上や斜め下にある部屋などにも音が伝わります。ピアノの場合は床に接している脚から音が伝播して、周辺の部屋に音が伝わっていきます。

マンションにおけるピアノの騒音クレームは、空気伝搬音もありますが、固定伝播音の影響がほとんど。そのため、マンションでのピアノ防音対策では空気伝播音の対策に加えて、壁・床へ伝わる振動音を遮断することが何よりも重要となります。

マンションでピアノを奏でるためのポイント

マンションでピアノ演奏を楽しむためには、同じ部屋に住む家族だけではなく、お隣さんや階上・階下の世帯にも迷惑がかからないよう、十分な配慮が必要です。防音の視点から、マンションでピアノを奏でる上でのポイント・注意点を見ていきましょう。

マンションの管理規約で確認をしよう

楽器演奏に関する注意点は、マンションの管理規約に記載されている場合がほとんどです。まずは、改めて管理規約の内容を確認してみましょう。

仮に「楽器演奏できる」という趣旨の規約内容だった場合でも、演奏できる時間帯が指定されていることがあります。一般的には、早朝や深夜などの演奏は不可となっていることでしょう。

早朝や深夜も含めて「楽器演奏できる」と記載されていても、お隣さんや階上・階下に住む世帯の日常に迷惑をかけないため、一定の配慮が求められます。自己判断だけでピアノ演奏を始めるのではなく、事前にきちんと周りに住む世帯に話をした上でピアノ演奏を楽しむようにしましょう。

周りへの影響で意識するべきこと

周りに住む世帯に配慮すべき具体的な対策の中でも、特に「階下に対する配慮」「隣家・階上に対する配慮」「壁の対策」「窓の対策」が重要なポイントです。それぞれのポイントを押さえ、十分な対策を実施した上でピアノ演奏を始めるようにしましょう。

階下に対するポイント

ピアノの足が床に接していることに加え、鍵盤を叩くという仕組みを採用している以上、特別な対策を行わずにピアノを演奏すれば、音も打音も階下に伝わります。実際に、マンションでピアノ演奏をすると、隣家や階上の世帯よりも、階下の世帯からのクレームが多いと言われています。

階下に伝わる音や打音の有効な対策は、遮音性能のある素材を床に敷き詰めること。具体的には、振動対策マットや防音タイルカーペットなどを、ピアノの足を含めた広いエリアに敷き詰めます。マットの上にタイルを重ねるなど、二重構造での対策を行ったほうが、より遮音効果は高まります。

これらの素材はホームセンターなどでも簡単に手に入りますが、できればリフォーム会社に依頼し、しっかりとした遮音工事をしてもらうようおすすめします。

隣家と階上に対するポイント

隣家や階上の場合、ピアノが直接壁や天井に接しているわけではないので、階下に比べると音は伝わりにくいとされています。そうとは言え、隣家や階上にピアノの音がまったく聞こえないというわけではありません。迷惑をかけないよう配慮が必要です。

隣家への防音対策としては、遮音シートや吸音効果のある材料を壁に春付けることが有効。素材を二重で貼り付ければ、さらに防音効果が高くなります。

階上の世帯に対しては、まずピアノの音が聞こえているかどうかを確認しましょう。「階下の人がピアノを弾いていることを何年も知らなかった」という声も聞かれるため、階上に音が漏れていないようならば、特に対策は不要です。逆に、階上に大きな音が漏れているようならば、リフォーム業者に工事を依頼したり、後述する防音室を設置したりなどの対策が必要になるかもしれません。

壁の対策

壁からの音漏れ対策の基本は、ピアノを壁に接着させないことです。その上で、遮音シートや吸音パネル、防音壁などを設置すれば、さらに高い防音対策となります。

また、もし背の高い家具(本棚など)がある場合には、ピアノのある部屋の壁にその家具を設置することも防音対策に有効。壁が一枚増える格好となるからです。

窓の対策

窓は壁よりも薄い素材である以上、壁よりも音漏れがしやすいことは容易に想像ができます。壁と併せ、窓にもしっかりとした防音対策を行いましょう。

窓からの音漏れ対策に最も有効な方法は、二重サッシにすること。窓と窓との間に生まれる空気層の存在により、防音効果が高まります。加えて断熱効果も高まるため、冬や夏の光熱費節約にもつながることでしょう。工事自体は1日で終わります。コストはかかりますが、比較的取り組みやすい防音対策ではないでしょうか。

他の方法としては、防音壁のはめ込みや防音カーテンの使用が考えられますが、防音壁をはめ込むと外からの光が遮断されること、防音カーテンではピアノの音漏れ対策として不十分なことから、窓の防音対策としては、あまりおすすめできる方法ではありません。

マンションで防音室を作るという事

上記の防音対策とは全く発想が異なりますが、思い切って防音室を作ってしまうことも、ピアノの音漏れ対策としては非常に有効です。

防音室には、自分で簡単に設置できる簡易タイプ(ブースタイプ、テントタイプなど)やユニットタイプ(定型タイプ、フリータイプ)などもあれば、リフォーム業者に依頼する自由設計タイプ(防音工事)もあります。ピアノの音漏れを完璧に遮断するためには自由設計タイプが理想ですが、コスト面での制約がある場合には、別のタイプを検討してみても良いでしょう。

マンションにおける
一般的なピアノ防音対策

近年のマンション構造は壁の厚さが150~180㎜ほど確保されており、相当な大音量でない限り、隣室の話し声やテレビ音といった空気伝播音が聞こえてくることはほとんどありません。

そのため、ピアノ防音対策で重要になるのは固体伝播音。マンションではとくに打鍵音やペダルを踏むときの音がクレームになりやすいため、これらの固体振動をカットする必要があります。

インシュレーター

ピアノは、床と直接接する脚から音が伝わります。

そのため、脚の下に設置するインシュレーターを取りつけるのは有効です。

インシュレーターを設置すれば階下へ伝わる振動音はもちろん、床を伝わって壁や天井に広がる音も防げるため、階上への音漏れ対策にもなります。

フラットボード

ピアノの下に敷くフラットボードは、インシュレーターと同様に床への振動音を防ぐ効果があります。

マンションにおけるピアノの騒音クレームは、その多くが階下からのものです。フラットボードに加えてインシュレーターも設置するなど、できるだけしっかりと対策することが重要です。

吸音パネル

アップライトピアノの背面に設置する吸音パネルは、壁を伝って響く音を防ぐもの。

吸音パネルを取りつけることでピアノから発生する反響音が吸収され、マンションの隣室へ音が伝わるのを軽減することができます。

防音室

部屋の中に、組み立て式の防音室を設置する方法です。

グランドピアノで3畳、アップライトピアノで2畳ほどの大きさの防音室が必要ですが、防音効果はもっとも高いものとなっています。

マンションの場合は床・壁・天井への振動をカットする必要があるため、完全浮き構造の防音室を設置するとよいでしょう。

消音ユニット

クラシックピアノに取りつけることで、ピアノの音を消音できるユニット。

ピアノ音はユニットに内蔵されている電子音源に変換されるため、ヘッドホンやイヤホンで音を聞くことが可能。

早朝や深夜でも音を気にせずピアノを演奏できます。ただし、打鍵音やペダルを踏む音を消すことはできません。

防音カーテン

防音カーテンは、窓から漏れ出す音を防ぐのに役立ちます。

音漏れを防ぐにはできるだけ厚みのある防音カーテンが効果的ですが、あまり重いとカーテンレールが歪んだり、壊れたりする恐れがあるため、防音効果のあるレースカーテンを併用するといった工夫をするとよいでしょう。

その他の防音室の紹介

Couerage cooperation
       
sponsored by
           
sponsored by
株式会社 KOTOBUKI
               
sponsored by

オーディオルーム・シアタールーム・演奏室などの防音・音響事業を手がける。

豊富な知識と経験を活かし、利用者のライフスタイル・用途に合わせた、数々の音響防音空間を実現。

防音室を作りたい場所の下見・見積もりまでは全国どこでも無料。ロック魂で駆けつけます。

               

株式会社KOTOBUKIに
電話で相談してみる

一級建築士&防音室を探求し続ける
庭瀬寿洋
                   

ハウスメーカーで現場監督経験を積んだあと、2000年に解体業を経営する家業に入り、ハウジング事業を立ち上げる。

学生の頃から趣味としていたドラム・オーディオを活かした音響防音事業をスタート。「止められない音はない。音響特性にこだわる音でお役に立つ」をモットーに、365日、防音室の探求に励む。

庭瀬寿洋

引用元:SUPER CEO
https://superceo.jp/indivi/focus/i60604-2