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バイオリンをはじめ、弦楽器の「防音」自体はそれほど難しいものではありません。
しかし、使う弓による音色の違い、繊細な弦の音を吸音しすぎず、ライヴ気味に響かせるのには、巧みな音響調節が必要です。
至高のバイオリン防音室とはどのようにできるのか、当サイトではそれを探求しています。
音漏れを気にせずバイオリン演奏に没頭したい…という場合は、防音室がもっとも良い環境と言えます。
防音室であればバイオリンの音を抑える必要もありませんし、近隣住民や家族への影響、時間帯を気にすることなく演奏ができます。
バイオリン演奏に適した防音室の広さは、最低でも1.5畳以上。それ以下だと、腕の動きが制限されることがあります。
また、立った状態で演奏するには高さも必要となるため、床面から天井までの高さは2m10㎝以上が望ましいでしょう。天井の低い防音室だと思うように腕を動かせないだけでなく、音響が悪くなるというデメリットもあります。精神的なストレスにもなりかねないため、防音室の広さは十分に考慮が必要です。
以下では、1899年に創業し、バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスの弓の製作を手掛ける杉藤楽弓社の試奏室兼レッスン室の施工事例をご紹介しています。
バイオリンしか弾かない、という場合の防音や音響調整は、それほど難しくありません。
しかし、複数の弦楽器やピアノなど、他の楽器も演奏する場合は、それぞれの音を一番美しく響かせるために、非常にシビアな調整が必要になります。
調整は吸音材と音響パネルを使い、家具などをすべて防音室に搬入してから行います。家具の搬入が終わらないと、音の跳ね返りなどがわかりませんから。
防音室の施工会社の多くは、この音響調節を行なわないところも多いのですが、それでは防音室の精度は半減します。
お客様が求めるのは、ただの「音を防ぐ部屋」ではなく、「音を防ぎ、美しい男を響かせる部屋」なので、その「美しい音」を探求せずして、真のバイオリン防音室はありえません。
そのため、弊社では音響調節は施工の範囲内と考え、サービスで伺い、実際に音楽を流しながら、音響パネルの位置、枚数などを綿密に調整しています。
YouTubeチャンネルでは、当社が手掛けた杉藤楽弓社様の防音室施工後の音響調整の様子を観ていただけるので、興味がある方は、ぜひご覧になってください。
バイオリンしか弾かない、という場合の防音や音響調整は、それほど難しくありません。
しかし、複数の弦楽器やピアノなど、他の楽器も演奏する場合は、それぞれの音を一番美しく響かせるために、非常にシビアな調整が必要になります。
調整は吸音材と音響パネルを使い、家具などをすべて防音室に搬入してから行います。家具の搬入が終わらないと、音の跳ね返りなどがわかりませんから。
防音室の施工会社の多くは、この音響調節を行なわないところも多いのですが、それでは防音室の精度は半減します。
お客様が求めるのは、ただの「音を防ぐ部屋」ではなく、「音を防ぎ、美しい男を響かせる部屋」なので、その「美しい音」を探求せずして、真のバイオリン防音室はありえません。
そのため、弊社では音響調節は施工の範囲内と考え、サービスで伺い、実際に音楽を流しながら、音響パネルの位置、枚数などを綿密に調整しています。
YouTubeチャンネルでは、当社が手掛けた杉藤楽弓社様の防音室施工後の音響調整の様子を観ていただけるので、興味がある方は、ぜひご覧になってください。
さまざまな弦楽器の弓の試奏、製作中の弓のランク選定試奏と調整、バイオリン・ピアノ教室のレッスン場として使用する部屋の防音工事の施工事例です。弦楽器全般とピアノを演奏することを考え、サッシ3重を提案。他室に対する高音から低音までの遮音を施し、音漏れを防いでいます。お客様からは結果的に音漏れもなく大変満足しているとうかがっています。
さらにKOTOBUKIでは、「防音」だけでなく、響きのある部屋とするためそれぞれの音を一番美しく響かせるために、非常にシビアな調整を行っています。演奏音がはっきり聞こえることにより、弓の違いによる音色の違いも感じられるようになります。
バイオリンだけでなくピアノからドラムまで幅広い防音ノウハウに加え、響かせ方にも知識豊富なKOTOBUKIだからこそできる防音工事です。さらに、部屋での音響の調整、吸音を仮止めし、部屋を使用していく上で変更してほしい希望があれば変更できるアフターメンテナンスも行っています。
ヴァイオリンの試奏チェックができることに加えて、弓の音の差までわかる音響特性を持った仕上げを行っている防音室です。シビアな音響調整に対応するためミリ単位の調整を行っている点に加えて、音漏れを防ぐために外部の音をシャットダウンさせる仕様となっている点が特徴。試奏の際に音色の変化を聞き取ることができる部屋となっています。
バイオリンは、弦の振動が駒に伝わり、ボディが共鳴することで音が鳴る弦楽器です。そのため、バイオリン本体からの音量を抑えたい場合は、駒に消音器を取りつけて振動を抑えるという方法が有効です。
消音器には金属タイプ・ゴムタイプ・マグネットタイプ・ネジで固定するタイプがありますが、もっとも消音効果が優れているのは金属製。金属製の消音器を取りつければ時間帯を気にせずバイオリン演奏を楽しめますが、重量があることと、駒上部に傷がつきやすいのがデメリットです。
バイオリンに傷をつけたくない…という場合は、消音効果はやや弱くなりますが、ゴムタイプの消音器を使用すると良いでしょう。
また、駒周辺を磁石で挟むマグネットタイプは「演奏時の視界を良好に保ちたい」という方、ネジで固定するタイプの消音器は「脱落を防ぎたい」という方に向いています。
電子バイオリンとは、弦の振動をマイクが拾って、電気的に音を増幅させるタイプのバイオリンです。エレクトリックバイオリン・サイレントバイオリンとも呼ばれており、「騒音を気にせず演奏を楽しみたい」「静かに練習をしたい」という方から人気を集めています。
音はスピーカーから聞こえるため、ヘッドホンやイヤホンを接続すれば外に音が漏れることはほとんどなし。音量についても、ボリュームつまみを調整することで容易に上げ下げできます。
ただし、弓で弾いたときの弦の振動音は防ぐことができません。また、アコースティックバイオリンとは音の響きが異なる点にも注意が必要です。
バイオリンの音は窓から外部へ漏れやすいため、窓に防音カーテンを設置するのがおすすめ。
防音カーテンはとくに高音域の遮音を得意としているため、バイオリン演奏の防音対策としては効果的です。
防音カーテンは厚みのあるもので、窓にピッタリ設置できるよう窓枠よりも大きいものを選びましょう。既存のカーテンや、防音レースカーテンとの併用もいいでしょう。
また、音は階下へ響くことも多いため、床には防音マットを敷くことをおすすめします。バイオリンは空気を介して聞こえてくる音なので、5㎜ほどの厚さがあればOKです。
高音域であるバイオリンは、しっかりと吸音材を取り付ければ大幅に音漏れを防ぐことができます。
音は隙間から漏れるため、吸音材は隙間なくキッチリと貼りつけることが大事。厚みがあったほうが防音効果は高くなりますが、音の響きにも影響してくるため、慎重に選んで設置するようにしましょう。
弦楽器の中でも、バイオリンは高音域の楽器です。そのため、低音が響く楽器に比べると比較的防音はしやすくなっています。
しかし、一般的な生活音に比べると大きな音が出ることに変わりはありません。ちなみにバイオリンの音量は、およそ96dbといわれています。
これは騒々しい工場内の音量に匹敵するボリュームで、一般的には「極めてうるさい」と思われるレベル。マンションでバイオリン演奏をする場合は、しっかりとした防音対策と周辺住民への配慮が必要です。
マンションで大掛かりなリフォームやDIYなしに防音対策をしたい場合は、消音器を使用するという手段があります。
製品にもよりますが、アコースティックバイオリンに金属製の消音器をつけた場合、その音量は約60dbにまで抑えられるといわれています。
60dbは「騒がしい事務所の中」に匹敵する音量ですが、防音カーテン・防音マット・吸音材などを併用すれば、外へ漏れる音はさらに小さくなります。
音漏れを心配せずに演奏をしたいという場合は、音の出ない電子バイオリンを使うのも良いでしょう。
弓と弦が擦れるときの音はどうしても出てしまいますが、ヘッドホンやイヤホンをつなげば演奏音が漏れることはありません。
ただし弾き心地や音の響き等はアコースティックバイオリンと異なるため、マンションでアコースティックバイオリンを弾きたい場合は防音室の設置がもっとも効果的でしょう。費用は比較的高額となりますが、しっかりとした演奏環境・練習環境を整えることができます。
「db」は音の強さを、「Hz」は周波数帯域を表しています。「db」は数値が大きくなればなるほど大きな音を表し、「Hz」は数値が大きくなればなるほど高い音を表します。
また、「Dr」は部屋の遮音性能を表すものです。例えば、Dr-30とは遮音性能が30dbという意味で、ある部屋で発生した100dbの音が70dbまで小さくなった場合Dr-30と表現します。「T値」はJIS規格にて定められたサッシやドアの遮音性能を表すものです。T1・T2・T3・T4の4段階に分かれており、数字が大きいほど遮音性能が高いことを表します。
バイオリンの音の強さは約96 dbで、ピアノに準ずる大きな音がでます。他の楽器との比較は以下のとおりです。
また、周波数帯域では200~3200Hzで中低音から高音まで幅広く奏でられる楽器と言えます。人の可聴領域はおおよそ20~20000 Hz(約10オクターブ)ですが、そのうちバイオリンは4オクターブをカバーしています。主に中程度から高音域をカバーしている楽器です。参考に他の楽器との比較を以下に示します。
バイオリンを演奏した場合、木造住宅(Dr-35)では約61db、マンション(Dr-50)では約46dbの音が外に伝わってしまうといわれています。環境省の「騒音に係わる環境基準について」によると、昼間は55db、夜間は45db以下が一般的な住宅地で許容される音量とされています(参照元:環境省・騒音に係わる環境基準についてhttps://www.env.go.jp/kijun/oto1-1.html)ので、日中・夜間問わずにバイオリンの練習を行うには、防音室が必要です。
バイオリンを演奏するための防音室の遮音性能は、最低でもDr-30以上、Dr-35以上が理想的とされています。遮音性能は練習する時間帯や防音対策の対象(隣家への防音対策なのかマンションやアパートなどの総合住宅における隣室への防音対策なのか)、建物の建築材の種類によっても違ってきます。
音の大きさは30dbで人のささやき声程度とされていますので、とくに夜間練習したい場合は周囲の人の安眠を妨げないよう、この程度の音漏れまでで抑えられるように防音室を選ぶとよいでしょう。
また、バイオリンやピアノ用防音室のサッシやドアには、T3等級のものが多く採用されています。
バイオリンは主に中程度から高音域をカバーしている楽器なので、比較的防音しやすい楽器ですが、低音域をカバーするような他の楽器の演奏にもバイオリン用の防音室を使用したい場合はさらに高い防音性能が必要となります。
一般的に低音域の音は、高音域の音と比較すると防音しにくく、Dr-30の遮音性能をもつ防音室でも2000Hzの音は40dbも遮音できるのに125Hzの音は15Hzしか遮音できないといったことが起こるためです。
オーディオルーム・シアタールーム・演奏室などの防音・音響事業を手がける。
豊富な知識と経験を活かし、利用者のライフスタイル・用途に合わせた、数々の音響防音空間を実現。
防音室を作りたい場所の下見・見積もりまでは全国どこでも無料。ロック魂で駆けつけます。
ハウスメーカーで現場監督経験を積んだあと、2000年に解体業を経営する家業に入り、ハウジング事業を立ち上げる。
学生の頃から趣味としていたドラム・オーディオを活かした音響防音事業をスタート。「止められない音はない。音響特性にこだわる音でお役に立つ」をモットーに、365日、防音室の探求に励む。