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管楽器の演奏において、音の大きさに対する配慮は不可欠です。しかし、音が漏れないように防音室の遮音性だけを高めると、新たな問題が発生します。本記事では、サックスやトランペットなどの管楽器を自宅で快適に演奏するための「音の跳ね返り」と「換気」の重要性について解説します。
フルートの音量が85dBほどであるのに対し、トランペットなどの金管楽器の音量は110dB以上になる場合があります。このような大音量の楽器を狭い防音室で演奏すると、部屋中に強烈な反射音が響き渡り、不快感や「耳疲れ」を引き起こす恐れがあります。
快適に練習するためには、音を跳ね返して外部に通さない「遮音性能」だけでなく、室内の音を適度に吸収する「吸音性能」とのバランスを保つことが大切です。防音室内に適度な響きを残しつつ反射を抑えることが、長時間の練習でも耳を痛めないための重要なポイントになります。
管楽器は音の直進性が高いため、楽器のベル(音の出口)が向いている方向によって室内の響き方が大きく変化します。たとえばトロンボーンの場合、ベルを防音室の中で「音を配慮したい方向(隣室など)」とは反対側に向けるだけでも、防音効果を高めることができます。
さらに、壁面に吸音材を適切に配置し、反射音をコントロールすることが有効な対策となります。
金管楽器と木管楽器では、楽器の特性に合わせて吸音材に対する向きを変えることが推奨されています。楽器別の具体的な対策の違いは以下の通りです。
管楽器の演奏は呼吸量(ブレス)が多いため、音響だけでなく「防音室内の換気」にも細心の注意を払う必要があります。防音室は音を逃がさないために気密性が非常に高く設計されており、換気が不十分だと室内の酸素濃度がすぐに低下してしまいます。
たとえば1帖の広さの防音室の場合、およそ3時間で酸欠のリスクが発生するとされています。そのため、長時間の演奏を行う際は換気扇の常時稼働が欠かせません。もし録音などで換気扇の音が気になり一時的に停止させる場合は、こまめにドアを開けて空気の入れ替えを行ってください。酸欠を防ぎ、安全に演奏を楽しめる環境を整えることが第一です。


オーディオルーム・シアタールーム・演奏室などの防音・音響事業を手がける。
豊富な知識と経験を活かし、利用者のライフスタイル・用途に合わせた、数々の音響防音空間を実現。
防音室を作りたい場所の下見・見積もりまでは全国どこでも無料。ロック魂で駆けつけます。
ハウスメーカーで現場監督経験を積んだあと、2000年に解体業を経営する家業に入り、ハウジング事業を立ち上げる。
学生の頃から趣味としていたドラム・オーディオを活かした音響防音事業をスタート。「止められない音はない。音響特性にこだわる音でお役に立つ」をモットーに、365日、防音室の探求に励む。
引用元:SUPER CEO
https://superceo.jp/indivi/focus/i60604-2